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中古住宅の活用

10日に不動産の研修に行ってまいりました。

 

お題は「中古住宅調査」「民法の改正」

 

「民法の改正」は、おいといて・・・・・

 

 

 

「中古住宅」について

 

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現在の日本には、空家が820万戸あるといわれています。

現在の建物の評価は、建てて20年でどの建物もほぼ価値「0」と計算されます。どんなにきれいでも、まだまだ使えて、耐震性があっても、です。

820万戸のうち、たぶんほとんどが建物の価値が「0」なんだと思います。

これってどうなの?と私は常々思っておりました。

 

 

海外では、古い建物でも手を入れて、状態をよくしていれば買った時より高く売れたりすることも有るといいます。

それを、画一的に20年で価値「0」って・・・・。

 

 

近年、国がこの空家がどんどん増えていくという状態を打開しようと

中古住宅の流通に力を入れ始めました。

現在、物件の情報が少なく、透明性がない市場に対し

 

 

1、中古住宅流通を促す市場の環境整備

2、リフォーム市場の環境整備

3、既存住宅ストックの質の向上の促進

4、中古住宅流通・リフォームの担い手の強化

5、住環境・街並みの整備

 

 

等を柱として、今後業界で取り組みを行っていこうというものです。

 

不動産業界での難しいことはさておき・・・

 

 

中古物件を探している みなさんにとって大事なことは、対象の建物の状態を把握すること。

でも、把握するといっても簡単なことではありませんよね?

 

 

そこで、幾つかの方法をご紹介します。

 

 

・不動産業者に聞いてみる

私たち不動産業者にわからないことや不安なこと、どんどん聞いてもらって大丈夫ですっ!!

 

・ホームインスペクションを利用する

「ホームインスペクション」とは、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行うサービスのことです。

※どの業者が信頼できるか?不安な場合には、スペシャリストの紹介もできますので、お気軽に。

 

・建築士や業者と一緒に見る

リフォームをお願いしようと思っている建築士や、信頼できるリフォーム業者の方に頼んで、検討している物件を購入前に一緒に見てもらうのも得策だと思います。

 

 

 

中古住宅を買うとき、一番心配なこと・・・・・。

 

「あとどのくらい今の設備で使えるのかな?」

「リフォームでどのくらいかかるかな?」

「この建物って、安全なの」

 

シロアリ、基礎、外壁のヒビ・・・

等など、あげたらきりがないくらい。

 

 

家って見えない部分も多いので不安になる場所すらわからないってことがありますよね?

これを専門的な知識を持った人にお金を払って見てもらうのです。

そうすれば、何千万円の出費をして35年ローンで購入した家が実は・・・・

なんて悲惨なことを防ぐことができると思います。

 

 

 

また、近年「既存住宅売買貸保険」というものもあり、いくつかの会社から数種類の保険が出ております。

これは、売買される既存住宅を対象とする「検査と保証」がセットになった保険です。

保険加入前に専門家が基準に従って検査を行うため、安心して既存住宅の購入ができます。

もちろん先にホームインスペクションをしたという証明があれば、そのあとでも保険に加入できます。

 

 

 

このように、中古市場を見える化するとともに活性化させる動きは、やっと動き出したばかりです。

 

 

今後どのような制度や動きが出てくるのか、注目しています。

 

 

 

 

 

 

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